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日本では初となるランセット カウントダウンイベントを開催、渡辺知保プラネタリーヘルス学環長も参加

著名な医学雑誌であるランセットは、毎年、気候変動が健康に及ぼす影響について、専門家が最新の知見をまとめて紹介する「ランセット・カウントダウン」を発表しており、11月15日に第8回のカウントダウンが公表されました。このカウントダウンに合わせて、世界各国でも気候変動と健康との関連についてイベントが実施されていますが、今回、日本では初となるカウントダウンイベントが、長崎大学・医科歯科大学が共同主催し、ランセット・カウントダウン後援という形で、2023年12月14日、東京日本橋の野村カンファレンス・プラザで開催されました。(ハイブリッド開催)

本学の渡辺知保プラネタリーヘルス学環長による開会の挨拶の後、今回のカウントダウンの執筆に加わった、シドニー大学のオリー・ジェイ教授、気候変動の疫学を専門とする東大の橋爪真弘教授が、それぞれカウントダウン報告書の概要と日本でのインパクトの現状について基調講演があり、続いて、(一社)みどりのドクターズ・佐々木隆文代表理事により、気候変動とその影響に関する意識調査の結果が紹介されました。

これを受けて、東京医科歯科大学・藤原健男氏、東京大学大気海洋研究所・今田由紀子氏、佐々木代表理事に渡辺知保プラネタリーヘルス学環長も加わって、パネルディスカッションが行われ、特に気候変動に大きな影響を受ける将来世代としての子供の健康に焦点をあてて活発な議論が行われました。また、最後に短い時間ではあったものの、会場・オンラインの参加者とのQ&Aも行われました。2時間あまりと、セッションと決して長い時間ではありませんでしたが、気候変動がすでに私たちの健康やウェルビーイングを脅かしているという危機感を共有する良い機会となるイベントとなりました。

詳細は、こちらから
日本では初となるランセット カウントダウンイベントを開催、渡辺知保プラネタリーヘルス学環長も参加|長崎大学 (nagasaki-u.ac.jp)

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